*政治的な内容を含みます。ご注意を

5.27.2011

「出しませんCO2。原子力発電は、地球温暖化防止に有効です。」



関西電力CFです。こっち方面の人は、見覚えのある人も多いんじゃないでしょうか。
この女の子がよくテレビ出てたのも、そんな昔のことじゃないと思うんで、わたしもいい大人だったと思いますが、当時はこういう「すりこみ」にも何の疑問も持ちませんでした。原発反対なんていうのは、反戦護憲と同種の電波と思ってましたよ。こういう事故がなければ、今ももちろんそうだったろうと思います。本当に無知痛恨の極みだ。。

そもそも原発産業自体が、石油資源の上でしか成立し得ない。発電時(というか核分裂・臨界時)にCO2を出さないだけで、実際はウラン採掘から輸送、加工、再処理、プラント建設には、なんぼでも化石燃料は必要なんですがね。熱効率30%だと100万KW出力するために、実は200万KWの熱は海に温排水として放出してるわけで、海水温が上がれば海水中のCO2が大気中に上がってくることも考えられます。
それ以前に、いまだにCO2で盛り上がってるのなんて、日本くらいのようですし。原子力路線を正当化したい国と電力会社に、伸び悩む市場の切り札として、省エネ・エコ製品、電気自動車を売りたい産業界が食いついただけのことでしたね。


23日参議院行政監視委員会はものすごいアクセスを集めたそうです。この質疑応答のなかで孫社長が面白いことを発言されました。

孫さん(要旨)「皆さんご存知か知りませんが、たとえば風力の発電をするのに、環境アセスメントで3年くらい調査手続きが必要なんですが、その最後の難関、突破すべき最後の門番は、原子力安全・保安院がになってるんです。なぜ風で原子力保安院がそこに出てくるのか?代替エネルギーが作られないような規制になってたとしか思えない。

孫さんはCO2神話が抜けないところがあるし、太陽光や風力も、自然エネルギーといいつつ見過ごせないほどの自然破壊の上でしか成り立たないので、ちょっと不安はのこるけど、それでも既存の枠組みを壊す方向で活躍して欲しいと思います。
5/23参議院USTREAM中継 脱原発への道 1/2


代替エネルギーを考えさせないような「教育戦略」まであるようです。
原子力学会、小学教科書に提言 - エネルギー環境ニュース - エネルギー教育.ねっと - 電気新聞
03 2011-05-27 17.47

2011/02/25の記事なので震災の前です。こういうことをやってきたんですよ。何も分からない子供をつかって。
同じ電気新聞のサイトにはこんな記事もあります。
中学で放射線の授業復活 - エネルギー環境ニュース - エネルギー教育.ねっと - 電気新聞
「放射線の利用は安全であると自信を持って生徒に伝えるためには、さらに自分自身が理解を深める必要がある」



読んだ本
崩壊する巨大システム 桜井淳(1992年)
商業優先で「進化」しつづける超巨大技術産業 ジャンボ機・新幹線・原発の安全性への警鐘。「想定外の事故とは、考え及ばなかった事象ではなくて、考えたくなかったところをつかれる事で発生する。」20年前の著書ですが、今読んでも的確です。原発については、(当時運転間近の)日本から600キロかなたの、中国の泰山原発での事故を心配してるけど、まさか国内でこんな事故が起ころうとは。。


原発関連のポスト
http://5thluna.blogspot.com/search/label/原発問題

5.20.2011

YouTube - ビデオ・ニュース・ドットコム「広瀬隆:福島原発巨大事故 今何が必要か」

連休明け以降くらいから、驚愕の「新事実」が連発しすぎて、悪い夢を見ているようです。いったいこの後どうなってしまうのか。。とりあえずプラモ作ってる場合じゃないです。(←作ってるんだけど。)



検索から来たのか、巡回してくれてる方がいるのか分かりませんが、僕の下手くそなプラモなぞどうでもいいので、そんなことよりみんなでこの原発問題について考えよう。いま福島第一で現実に起きてしまった事故は、東電の責任で何とかしてもらうしかないけど、将来の日本を作るのは、われわれ有権者の責任にほかならないからです。このままじゃ安心してプラモなんか作ってられなくなる。

京大の小出先生が、シニア決死隊についてのインタビューの中だったか、自分をさして「騙された人間の責任」という表現をされたけど、本当に重い言葉だと思います。
ぼく自身は、反原発のひとって、地球系プロ市民と大差ないんだろと思ってたし、原発は危険ではあっても頼らざるをえないというのが現実なんだろうなーという位の認識しか持っていませんでした。しかし事故以降いろいろ調べていく中で、これはウヨサヨでは捉えられないような、もっと大きな問題をはらんでいることに驚きました。

とりあえずこの話は、「たかがお湯を沸かして発電するだけの物に、一部の人間達の利権のために、何でこれほどのリスクを背負い、こどもを危険にさらす必要があるのか」に尽きると思います。

じゃあ夏の電気は?、代替エネルギーは?、CO2は?、温暖化は?、石油が枯渇したら?って話になるとおもうけど、そんなことはとっくに論破されてます。ぼく自身が実験して検証できるわけじゃないので、どっちが嘘つきなのかは分かりません。しかし少なくとも原発・エネルギー神話の信憑性が疑われているのは間違いないので、ぜひ多くのひとが自分でいろいろ調べてみることをおすすめします。


あまり言いたくないけど、福島第一で一つだけ救いだったのは、偏西風の影響で、放射能の多くが太平洋側へ流れたことと言われています。じゃあもしこれが伊方原発だったら?何のじゃまもなく瀬戸内海を抜けて、神戸→大阪→琵琶湖→京都→名古屋が終りです。風向き次第でもちろん福岡も。伊方は老朽化してて事故続きで、にもかかわらずプルサーマル発電です。伊方原発がどこにあるのかは、自分で調べてくみてださい。もうみんな知ってるとおり、雨風に左右されるので、どれだけ離れているかはあまり関係ない。
(ちなみに敦賀湾、六ヶ所の場合については、日本終了、人類終了の別次元らしいです。)


民主主義は、本当にはかないけど、どんな可能性も持つシステムです。みんなが郵政民営化だといえば、本当にそうなる。民主党で政権交代だといったバカのおかげで、世界に冠たるアホ政権が本当に誕生した。有権者が原発見直しに動けば、票がほしい政治家はそっちに動くんです。一部の人間の利益のために、こんな悲劇を繰り返すのはやめさせよう。

広瀬隆:福島原発巨大事故 今何が必要か



読んだ本
リサイクル文明が求める原子力 その全体像と長期展望 藤家洋一(1998年)
推進派の言い分を読んでみた。核廃棄物について思うところはまた次書いてみたい。
日本のエネルギ-戦略 資源危機の10年後を予測する 中津孝司(2009年)


原発関連のポスト
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5.10.2011

YouTube - 愛川欽也パックイン・ジャーナル5/7(土)

study about the energy
study about the energy,
originally uploaded by 5thLuna.
きんきんはうるさくて、聴くに絶えない事この上ないですが、それはともかくコメンテータがいい仕事してます。1から4部までアップされてるけど、1,2は小出氏の電話インタビューで、注目している人にはお馴染みの内容ですが、それ以外でもとくに3部は必見です。いわゆる原子力村、原発産業のロジックというのが分かりやすく解説されてます。きんきんは頭おかしいのでほっといて、出来れば全部見ることをおすすめします。

5/7 「政府、1ミリシーベルトから20...幅がありすぎない?」3_4.flv



YouTube - PART2:原子力のこれまでとこれからを問う
4/30 ビデオ・ニュース・ドットコム「自民党 河野太郎」

自民党のエネルギー・政策史、原発利権について、面白い話が聞けます。


最近読んだ本
美浜原発事故 提起された問題 桜井淳 日刊工業新聞社(1991年)
この時点ですら、海外の原発事故事例から何も学んでいないことを厳しく指摘されているのだけど、今読んでもそのまま東電福島に当てはまる問題点が他にいくつも書かれています。事故の過小評価や下請け体質など。20年経っても進歩が見られないとは!

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5.03.2011

YouTube - ビデオ・ニュース・ドットコム「小出裕章京都大学原子炉研究所助教」


孤高とはこうあるものなのかもしれない。
いつも思うけどこの人の話を聞いてると、人に考えを伝える技術、人に説明する技術というのはがいかに重要かを考えさせられます。


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