「出しませんCO2。原子力発電は、地球温暖化防止に有効です。」
関西電力CFです。こっち方面の人は、見覚えのある人も多いんじゃないでしょうか。
この女の子がよくテレビ出てたのも、そんな昔のことじゃないと思うんで、わたしもいい大人だったと思いますが、当時はこういう「すりこみ」にも何の疑問も持ちませんでした。原発反対なんていうのは、反戦護憲と同種の電波と思ってましたよ。こういう事故がなければ、今ももちろんそうだったろうと思います。本当に無知痛恨の極みだ。。
そもそも原発産業自体が、石油資源の上でしか成立し得ない。発電時(というか核分裂・臨界時)にCO2を出さないだけで、実際はウラン採掘から輸送、加工、再処理、プラント建設には、なんぼでも化石燃料は必要なんですがね。熱効率30%だと100万KW出力するために、実は200万KWの熱は海に温排水として放出してるわけで、海水温が上がれば海水中のCO2が大気中に上がってくることも考えられます。
それ以前に、いまだにCO2で盛り上がってるのなんて、日本くらいのようですし。原子力路線を正当化したい国と電力会社に、伸び悩む市場の切り札として、省エネ・エコ製品、電気自動車を売りたい産業界が食いついただけのことでしたね。
23日参議院行政監視委員会はものすごいアクセスを集めたそうです。この質疑応答のなかで孫社長が面白いことを発言されました。
孫さん(要旨)「皆さんご存知か知りませんが、たとえば風力の発電をするのに、環境アセスメントで3年くらい調査手続きが必要なんですが、その最後の難関、突破すべき最後の門番は、原子力安全・保安院がになってるんです。なぜ風で原子力保安院がそこに出てくるのか?代替エネルギーが作られないような規制になってたとしか思えない。」
孫さんはCO2神話が抜けないところがあるし、太陽光や風力も、自然エネルギーといいつつ見過ごせないほどの自然破壊の上でしか成り立たないので、ちょっと不安はのこるけど、それでも既存の枠組みを壊す方向で活躍して欲しいと思います。
5/23参議院USTREAM中継 脱原発への道 1/2
代替エネルギーを考えさせないような「教育戦略」まであるようです。
原子力学会、小学教科書に提言 - エネルギー環境ニュース - エネルギー教育.ねっと - 電気新聞

2011/02/25の記事なので震災の前です。こういうことをやってきたんですよ。何も分からない子供をつかって。
同じ電気新聞のサイトにはこんな記事もあります。
中学で放射線の授業復活 - エネルギー環境ニュース - エネルギー教育.ねっと - 電気新聞
「放射線の利用は安全であると自信を持って生徒に伝えるためには、さらに自分自身が理解を深める必要がある」
読んだ本
崩壊する巨大システム 桜井淳(1992年)
商業優先で「進化」しつづける超巨大技術産業 ジャンボ機・新幹線・原発の安全性への警鐘。「想定外の事故とは、考え及ばなかった事象ではなくて、考えたくなかったところをつかれる事で発生する。」20年前の著書ですが、今読んでも的確です。原発については、(当時運転間近の)日本から600キロかなたの、中国の泰山原発での事故を心配してるけど、まさか国内でこんな事故が起ころうとは。。
原発関連のポスト
http://5thluna.blogspot.com/search/label/原発問題

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