*政治的な内容を含みます。ご注意を

12.22.2014

その名はモヤ

月にこんなにも更新するのは、原発がぶっ飛んで以来か。
作りかけのプラモが完成する日が来るのかはわかりませんが、今は練習あるのみです。


最近のお気に入りの動画です。
こんなのが何時でも手元で見られたり、自分のを簡単に録画できたり、本当に便利な時代です。私の学生時代なんて、まだそれほど遠く昔ではないはずだけど(そうなのかもしれないけど、、)、せいぜい「写メール」が最先端の時代でしたから。




フルパワーのラリーをいくらスローで見ても、われわれ生身の凡人にはなかなか参考にしがたいですが、この動画はウォームアップ練習ですので、とても参考になります。

このぐらいのグリップは、サンプラスやグラフのような、ちょっと前かがみの、卓球打ちのイメージがあるんですが、フェデラーに関しては、あんなにワキをあけてヒジも伸びきってるし、独特で不思議な感じがします。それにしても力みのないきれいなフォームです。フェデラーのフォーム解説動画はいくらでも見つかるんで、やっぱり世界中のプレーヤの憧れなんでしょうね。

改めて自分のスロー再生を比べてみて、最近もう一つ気付いたのが、姿勢の悪さです。自分的には丁寧に打とうという意識が、背中が丸まった小さなスイングにつながってしまっているみたいで、このフェデラーのように、背筋を伸ばした垂直軸を作るように、がんばって矯正しているところです。意識してみると、普段の歩く姿勢からしておかしいみたいです。
他にも大げさなくらいに意識して直そうとやってるつもりなんですが、長くそれで来てるので、なかなかうまくいきません。。


身体の垂直軸がそのまま上体の回転軸になって、フォアを打つんですが、私は厚めに握るので、あごを引いて胸を反るような(大げさに言えば後傾)姿勢が、より適してると思うのですが、今で言えばジョコビッチがそうなのかもしれませんが、私の中ではやはりフォアといえばモヤが最高です。ストロークに関しては、モヤとクエルテンを常に手本としています。



全豪で突然出てきたときの、忘れようにも忘れられないダサいシャツは、もちろんナイキ製です。ニュー・アガシとか言われましたね。
この数年後全仏チャンピョンになるんですが、そのとき好きすぎてバボラに買いかえました。今ではピュアドラといえば、ラケット史上に残るベストセラーかと思いますが、このころは逆の意味で結構目立ちました。なんだアレみたいな。ロゴが今とは違いますが、パチもんではありません。


モヤって、とくに地上波ではほとんど活躍は見れなかったし、あまり印象が残っている人は少ないかもしれないけど、サーブもネットもよかったし、そうとうすごいと思うんですよね。そもそもナダルのあの軌道のフラットスピンを「エッグボール」っていうなら、その端緒はモヤじゃないかと思うんです。フォアについては長くなるのでまた今度。時間ある方は、このナダル戦師弟対決をぜひ。

12.16.2014

本気のジュニアは半端ない

恒例の総選挙後記については、とくに書く事はありません。(あるんだけど。)
投票は義務ではなくて、権利であることを、もっと多くの人が気付けばいいのに。


さて、あらためて自分のサーブを録画してみて、地中で冬眠したいほどへこんでいますが、練習しないことには上手くなろうはずがありません。

ところでなにげに"tennis junior"で検索して見つけた、Andreiくん, 12 years oldのプレー動画です(赤シャツ側)。


この映像を見てどう思うかは人それぞれだと思いますが、私に言わせればただ「うらやましい。。」の一言です。たまたま見つけたただけなんで、彼が有名だとかプロ志望かとかその辺バックグラウンドは全くわかりませんが、この年齢でこれだけ形になってるんだから恐ろしいです。実際、(だれでも多少は縮こまる)実戦形式の中でこれだけ全面使ってやれるんだから、リラックスした打ち込みの練習とか見たら、相当すごいんじゃないんでしょうか。あまり詳しくないけどNationalsってかなり上級かと思いますが、私が言いたいのはアメリカだから海外だからすごいとか言う意味ではなく、日本国内も含めて、とにかく本気のジュニアは半端ないということです。実際この年代だと、日本ジュニアだってそんなに劣ってないんじゃないかと思います。

例えば、大人の私と彼が今すぐ試合をしてどっちがどうだとか言う、そんな次元の話でなく、もう根本的に別世界なんですね。まだ身体の出来上がっていないこの年齢なんで、重くて大きなラケットに振り回されてる感は多少残ってますが(特にサーブ)、それでもテニスとしての形はほぼ出来上がっています。

テニスは身体のいろんな部位が連動してモーションがつくられ、また最低必要な基本運動(ショット)も数種あり、かつラケットを操作するので、本来とても難しく 、同時に美しい球技です。こうして小さいころから練習し続けているジュニアあがりでないと、本当の意味でそれを身につけるのことはできない、といっても言い過ぎではないとさえ思ってます。たぶん「ゴールデンエイジ」を逃してしまって、中学で軟式をスタート、、とかではやはり難しいとおもいます。

誤解のないよう言っておくと、高校大学からはじめても、上手い人も強い人もいくらでもいますし、普通の運動神経と、成人の筋力体力で、それなりにこなすことは出来るんでしょうが、やはりジュニア上がりが見せるような、テニス本来の美しい動きには、はるかかけ離れて及ばないことがほとんどです。もう世界が違うんですね、越えられない壁というやつです。もちろん100%そうだとは言わないですが。。
スクールの社会人コースなんかは(私も一応上級?にいたことはあるんですが)、フォームに関してはたいてい目も当てられません。みんな腕力は十分で球だけはやたらに強烈なんで、そのことに気付かないんですね。この年齢クラス相手には、コーチもわざわざ矯正させようと口を出されることも少ないようです。ただ一方で、フォームが綺麗だから勝てるわけじゃないし、化石時代のおっさん手打ちテニスが、実戦ではやたら強かったりする不条理な現実もあるのですが。
とにかく「あんなふうには死んでもなりたくない」というのが、今でも私のモチベーションの一つです。


わたしはサッカー大好き小学生でしたが、なぜかそのころ「スイミングスクール」と「書道教室」に通わされていたことだけは、今思うと本当に無念です。。もしその時間、テニスに出会って習わせてもらえていたら。。。
うちの子も、そんなにはお金をかけてやることは出来ないと思いますが、それでも今の年齢から好きで練習し続けていたら、ちゃんとしたきれいなテニスを身に付けられるのかなと思うと、楽しみでもありうらやましくもあります。あくまで本人が進んでやる気があるのであればの話で、私の願望を押し付けるものではありませんが。

私は勝ち負けより、もっぱら「ちゃんとしたテニス」を習得して追求することに関心があり、試合は実力試しの場という考えをもっています。それがよいかどうかは分かりませんし、競技思考で一つでも上に勝ち上がることを追及するのもすばらしいと思いますが、自分でプレーしてたわけでもなく、テニスの難しさも知らないのに、子供の勝負の勝ち負けばかり嘆いているような一部の風潮には違和感がありますね。

最近オークションで入手した赤フォルクル。プレステージとはだいぶ感覚が違うけど、これはこれで使いやすいです。道具に合わせて調整するのはあくまで人間の側、というのが私の持論です。ラケット性能のうんちくトークは大きらい。
ラケットケースは妻に作ってもらいました。^^

12.12.2014

はやくも前途暗雲か

プラモデルについては、あまり他の方のブログをまわるでもなく、マイペースで好きなようにやって来たんですが、テニスブログに関しては、ここのところいろいろ読み漁ってリーダーに登録しています。

多いのは概ね、
・プロツアー動向ネタ中心のブログ
・競技者による戦績、練習日記
・ラケットやシューズなどのギア紹介
・子供のテニス日誌

などに色が分かれるようです。

私自身まだまだ上達(というか下手糞から少しでも脱却)するつもりで練習しているので、他の方が真剣に取り組んでいるのを見ると刺激になりますが、同時に親の立場からすると、とりわけ興味深いのは、最後のいわゆる「ジュニアテニス」ですね。。
なにげにわが子にはじめさせたテニスですが、よほど自分(私自身のこと)を客観視して冷静にやらないと、なんかトンでもないところに足を踏み入れたのかもしれません。。「木のそばに立ってそっと見守る」などといった生半可なところではなさそうです。ウワサには少しは聞いたことはあったんですが。

親が子供のガットを心配して、コーチに意見するって、、どれほどの意味があるんだ。。
(それがもう自分ではプレーしてたわけでもないおばさんなら、もうノロゼーゼやろそれ。)

恐るべしジュニアテニスワールド。。。


まあ当ブログを見ていただいているかたでテニスに関心のある人って、そうはいないと思うので、あまりテニスのネガティブなところを知らせるのは本意ではないし、面白そうだからやってみようかなと思ってもらえる方がうれしいのですが。


 

そういえば私のやつ、買ったときから一度も張り替えたおぼえがないなあ。

明日は週末。寒くても元気に練習です。

12.08.2014

アンドレ&ラファエル 発進

自分の朝練昼練は、雨の日以外休むことなくつづいており、はっきり言って部活やスクールに行ってたときよりも、真剣に集中して練習しています。しかし、「壁」のやつはなかなか手強く、何かをつかんだと思ったら、何かがおかしくなるといった、2歩進んで3歩下がるという苦闘の日々でもあります。あれ?

幸い子供も喜んでやる気になっており、週末には寒かろうが、彼らのほうから行こうと誘ってくるほどで、すっかり練習の習慣が出来上がっています。



すれ違うおじさんおばさんが、ほほえましげに「錦織や!」と声をかけてくれます。たぶん日本中あちこちでそんな光景が見られるのでしょう。^^

がんばっているので、運動用のかっこいいジャージを買ってあげるとさらにテンションもあがったようです。まあ全部オークションで安く見つけた分ですが。新品で買うとキッズものでも上下1万近くしますからね。

その上の子ですが、グリップと簡単なスイングだけは教えて、あとは好きにさせてるんですが、子供とはすごいもので、もうフォアはいっちょまえにライジングで処理し始めています。あれをショートバウンドというのかどうか、こまかい違いは知りませんが、親から見たら、子供はみんな天才の原石です。そうではなかったと分かる日が来るまで、君はアンドレだ!

ボールのバウンドのリズムや、ラケット感覚を覚えることが先なので、まだツーバウンド、スリーバウンドで打っても何も言っていませんが、フォア側については、もう十分ラリーになってきました。とりあえず今はコンチネンタルですが、そろそろ気持ちイースタンよりにしてナチュラルスピンの感覚を覚えれば、もう立派なテニスです。そしてそこからが長い長い道のりの始まりです。フォアを両手で打ってるけど、当面はそれでいいと思います。

いっぽうバックハンドはどうも難しいようで、ゴロ球がクロス方向にばっかり飛んでいきます。ここで問題なんですが、両手打ちは私自身も分からず、ゆっくり壁打ちで手本を見せて上げようにも、さっぱり上手く打てません。。頭の中はマレーのダブルハンドのビデオとシンクロしてるはずなのに!どうする?もちろん片手を教えたい思いは山々なんですが。。

そんなおにいちゃんを見て、下の子もまねして「じげんはおーりゅー!」とか言いながら2回転位して片手フォアをミートさせてます。よし君は今日からラファエルだ。(はやくおむつを卒業してくれ。)



ご近所の方は知ってる場所かもしれません。以前日記にした家すぐ近くの公園は、何かと他の子がよってくるんですが、こっちはだれにも邪魔されずに練習できます。ダイソーやハンズの部材で分解式簡易ネットを作りました。お金をかけなくても、練習できることはいくらでもあります。


飽きてきたら、サッカーをして機嫌を戻します。
きゃっきゃとうれしそうにやるのは、圧倒的にサッカーです。たぶんバスケや野球やドッジボールなんかも同じと思うんですが、上手い下手とわず、走り回ってみんなで楽しめるのは、これらの運動が一番だとおもいます。遊び、競技問わずチームプレーから得ることは、人格形成の上で大きいと思います。(ちなみに私自身はキャプつばリアルタイム世代のサッカー少年で、ガラスの貴公子三杉くんが好きでしたが、なんで病気克服したら凡人になってしもうたねん。。)
一方テニスの「面白さ」はそれらとは少し違い、下手同士ではちっとも続かないし、ボールを拾いにいってる時間のほうがずっと長くてイライラが募るばっかりです。しかしそのなかで、「何でうまく行かないのか」「どこがおかしいのか」「上手な人はどう違うのか」「どうやれば上手くできるのか」というところに、早い段階で興味を見出せれば、たぶん一生付き合えるくらいハマれる面白さがあると思います。どんな上級の人でも、それよりさらに上のレベルと自分を比べて葛藤することになるので、ゲームに終わりがありません。わたしも家計の事情で一時期辞めてたのですが、今また続ける動機は、息子に少しでもマシな手本を見せてあげたいという思いももちろんありますが、やはり「ここで辞めてしまうには下手糞すぎる」という思いが大きいように思います。


小学校に入り2年生くらいにもなると、たぶん休みの日は友達と遊ぶ方が楽しくなってくるでしょうから、それまで親の目が届くうちに、どれだけいっしょに練習して、本人がもっとうまくなりたいと思うかですね。

最近いろんなジュニア系テニスブログを見るようになり多くを考えさせられますが、親がひとり必死になりすぎることのないよう、ゆっくりやりたいと思います。 ^^;

11.27.2014

WORLD CHAMPION ! Davis Cup

もう何が残念って、あの全米はなんとしも獲っておくべきだったんですよね。「精一杯やったんだから仕方がない、ここまで来ただけでもよくやった」というのは、酷だけどあの「格下」相手の全米決勝に関しては当てはめるべきではない、、そう思い知らされたツアーファイナル、キング・ジョーカー戦だったふうに思います。

「勝てない相手はもういない。」これはだれも疑いないと思うけど、同時にいまや、「もう勝ちこぼしは許されない」立場へと追いこまれているのも事実です。世界トップ10をキープすることも並大抵ではないなかで、来年早々全豪からは、コート内外さらにさまざまな面で重圧がかかるのは明白です。いちども勝てずに消えていく圧倒的大多数選手の中で、ごくひと握りの選手が、ほんの一度決勝にたどりつき、タイトルを獲得後そのまま消えてしまうことは、プロテニスでは何も珍しくはありません。ジョコビッチやナダルフェデラーのように、ごくごく限られた天才中の天才たち、ザ・レジェンドだけが、その時代時代でタイトルをたらいまわししきたのがテニスの歴史です。
短いトッププロ選手生命のなかで、あの全米のようなチャンスをいったいあと何度つかめるか?あえて言いますが、次の全豪(地上波NHK決まりましたが!)1回戦突破できる保障なんて、どこにもありません。テニスはその日の調子一つで、常に番狂わせは起こるし、いい試合をしてても、体にどこか違和感があれば、あっさり途中棄権することも珍しくありません。(これはプロテニスが年間を通じてポイントを稼ぐゲームで、無理による長期離脱が最大のリスクとなるからです。)逆に言うと、そういう条件の中でも、常に上位にとどまりタイトルを重ね続けられる選手のみが、王者として君臨しているのです。
とはいえ錦織がネクストジェネレーションの筆頭候補の一人であるのは、世界の関係者の多くが認めるところです!その錦織にどう日本テニスがつづくのか!?
ああこれからテニスを始める人たちがうらやましいなあ。。



これだけタイトルを重ねてきたあのフェデラーが、勝利の瞬間に泣き崩れ倒れ伏してしまうとは、いったいどれほどのプレッシャーだったのだろう。本当に感動的なシーンで、会場で観た人たちがうらやましいです。もちろん当たり前のように動画でみられることにも感謝です。私は当然スイス応援側でしたが、あの最終戦で必死にフェデラーにくらいつくガスケにも、熱いものがありました。やっぱりデビスカップはいいですね。背負っているものが違います。
基本的に、テニスは最後の一人を決めるスポーツなので、自分以外は全て敵です。ダブルスパートナでさえ、ドローしだいでいつでも敵になります。しかし国別対抗戦であるデ杯では、ベンチには監督がいて、すぐ後ろには同じ国別ユニフォームをまとった仲間がついています。サッカーなどで見慣れた代表、ナショナルチームですが、テニスでは普段と違うだけに、いっそう独特の雰囲気があります。



日本チームも、錦織効果で2014年は過去最高の結果を残しましたが、来年はいっそうメディアの注目が予想されますし、一つでもさらに上をいってほしいです。私は、全米オープンやAIGジャパンオープンは現地で観戦したことはありますが、残念ながらデ杯日本代表戦は、まだ会場で見たことはありません。来年いけたらいいなあ。

それにしても、あのヒンギスとフェデラーを生んだ国スイスですが、決して大国ではないと思うんですが、いったいどんなジュニア育成をしてるんだろう。そのレジェンド・オブ・レジェンド フェデラーにとって、最後の最後に残っているタイトルが、五輪シングル金メダルです。
もし仮に2016年のオリンピックで、錦織とフェデラーが金メダルをかけて決勝で対戦したら、いったいどっちをおうえ、、、いやもちろん勝つのは錦織です!たのむからケガだけはしないで。(どっちも!)

11.14.2014

「これが天衣無縫の極みか!」ツアーファイナル ベスト4!

いまキッズラケットが品切れになるほど売れているそうです。あの全米旋風のときに買いに行ってよかった^^



もともとテニスはちびっ子から70近くほどのシニアまで、広く男女ともに行われる競技で、多くの県や市にテニス協会があり、大会なども催されているので、潜在競技者・ファン人口は実はどのスポーツにも劣らず多いのです。にもかかわらず国内で興行としてメジャーには程遠いのは、日ごろメディアで取上げられる機会もなく、競技者以外に広く一般層が関心を持つチャンスがほとんどないことが大きいと思いますが、これは言うまでもなく、ひとえに日本プロテニスの本場世界との実力差があまりに大きく、ヒーローがさっぱり生まれないという要因に尽きると思います。 無料のコートがないとかスクール代が高くつくとか、(スクール経営は儲からずコーチ職では生活できない、、だから指導者も育たないとか、、)まあそういう話はいくらでもあるのですが、、

ところで、わたしは全く詳しくないんですけど、ぱっと見よく似てるプロスポーツに、ゴルフがありますが、こちらは結構国内でも賞金の大きい大会があるように思うんですが、興行的にはどうなんでしょうか?テニスが学ぶべきところはないのかな。コートに関しては、最近フットサルスペースをよく見かけるので、テニスもそんな風に広がってくればいいな。

そんな中でも、伊達の活躍や「テニプリ」のブームがあったりもしたのですが、ついにここに来て、正真正銘世界で戦える日本人男子ヒーローが登場した感じです。そもそも「ツアーファイナル」、以前でいうマスターズですが、こんなある意味で日ごろテニス競技を楽しんでいる人でさえ、もしかしたら知らないかもしれないような、「エクストラグレードマッチ」が、日本で連日報道されるという、一年いや半年前でさえ想像できないような事態が現実に起こっていることに、いまだに信じられない思いです。そして勝ち進んでいます!
そんなことをいうと、「大したことないマイナー大会で、はしゃいでるのはニワカだけだRo」というクールな声が聞こえてきそうで、たしかに世間ではウィンブルドンこそが、テニスの王者を決定する最高の舞台で、サッカーワールドカップの如く印象があるのかもしれませんが、それはじつはかなりの誤解です。どの大会がどうとここで単純には比較することはできないですが、一つ言えるのは、日本テニスからは想像だに出来なかったほどのハイステージでの戦いだということです。
すでに言われていますが、ベイビーステップなど、漫画のシナリオすらはるかに超えた、まさにテニスのリアル王子様という状況です。(すいません後者はちょっとちがうかもしれません。)

ともかく今の錦織なら、フェデラーに圧勝しても何らおかしくないと思ってたんですが、そこはそう簡単にはいきませんでした。松岡修造いわく「史上最強のプレーヤが史上最高のプレーをした。それを体験できたことは圭にとって大きい」とのこと。そうとしか言いようがありませんね。いやここまできたら、決勝でリベンジするしかないでしょう。


と、これだけ言っといて衝撃の事実を白状しますと、、
じつはわたしは錦織の試合をちゃんと通してみたことがあまり多くはない、のであります本当に申しわけありません。もちろん日本テニスのホープとして超応援しています。
この理由は、数年テニスを辞めて関心を失っていたので、錦織をふくむ、いまのプレーヤをまだよく知らないのです。

・フェデラー →生涯グランドスラム達成したの全然知らなかった。全仏とったんですか!?(先週はじめてウィキで知りました。)
出てきたころは、それほど好きではなかったのは、フォアもバックも(わたしの好みに比べてかなり)薄めの握りだからでした。ただそれは別としても、やはりかっこよく美しいですね。クールに見えるんですが、サンプラスとはちがい、接戦ポイントを取ったときなど、けっこう雄たけびをあげて感情を表に出すんですが、あれも魅力です。

・ナダル →ただクレーに強いだけと思ってたらそうじゃなかった。生涯グランドスラムどころかゴールデンスラマーだったとは!(先週はじめて以下同。)
あのヘンな、プロにあるまじき振り遅れみたいなヘリコプター打ちを見て以来、「理にかなったフォーム」を何より重視する僕としては、断じて受け入れがたく、見るのもいやな選手のナンバーワンですが、なんとあの打ち方は、いまや「リバース」などと命名され、わざわざ真似する人もいるそうです。エッグボールなる新語?もこの人から来てるのかな。

・マレー →あまり見たことないけど、馬鹿打ちしない癖のない綺麗なフォームで、スペイン育ちだそうですが、サフィンをすこしおとなしくしたような打ち方に思えます。全英初優勝は中継で見てて、前の世代のヘンマンの失意など知ってたので、よかったねーと思ってみてたけど、あまりプレー自体は印象には残らなかった。 まあテニス自体に関心薄れてたので。
##追記##最近youtubeでいろんな試合見てるんですが、マレー結構好きになりました。王者のテニスではないかもしれませんが、そういうのが結構好きなもので。

・ジョコビッチ →いつ出てきたのか全然知らない。ちゃんと見たのは今年全英決勝のフェデラー選が初めてでした。メトロノームだとか言われるそうで、たしかにボールの振りはうまかったけど、フェデラー贔屓もあって、あまり特別な印象はなかった。なんか時々見せる、首に巻きつけるようなフォアが、軟式みたいでちょっと。。。

特別な印象はなかったんですが、かなりコミカルなキャラらしく、偶然見つけたこれで爆笑してしまいました。クエルテン好きなわたしとしては、完全にやられました。


チャーミングすぎるやろジョーカー!

(それにしてもテニスウェアってどうしてどれもこうダサイんだろうか。。ユニクロだけのせいじゃなく、ナイキなんかも信じられないキワモノを出してきますからね。選手の人権無視も甚だしいですよ。)

・そして錦織 →わたしはあくまで自分が理想としたいフォームやプレースタイルでお気に入り選手を選ぶので、そして何より片手バックハンド選手に注目してしまうので、、その意味でわれらが錦織は正直関心にかけていましたすいません。いやウィンブルドンなど地上波があるときは見てましたが、まさかここまでたどり着くほどとは正直思いもしませんでした。
その他デルポルト(ポトロ?)とかワウリンカ(片手?)とか、この辺は全然わかりません。元天才ガスケは、バックハンドが最高ですが、あのフォアがちょっと。。どういう握りだ?モロッコのアラジが思い出されます。ディミトロフについてはもう触れました。

・モンフィス →それ以外ならこの選手が好きです。もう中堅というべきなのかな。エンターテイナーで終わるにはあまりに惜しい才能です。


・ブラウン →この人も中堅?何をしでかすか、あるいは何もやる気がないのか。こういうプレーヤは面白いですね。


もうキリがないんですが、最期にわたしがやってたころのプレーヤたち

天才リオスのネビュラチェーン・フォアハンド(←今考えた)。アガシを破りサンプラスの連続在1位をついに止めて、彼が新王者に確定した試合です。こんな映像が簡単に見られるなんて、いい時代になったな。フルバージョンもありました。

ちなみに今でいう両手バックの「ジャックナイフ」ですが、あれってリオスが初めに思うんだけど違うのかな?(チャンもリターンで見せてたかな。そのまえのアガシ、クーリエのころは、ああいう打ち方はなかったと思う。)部活でも両手打ちの友達らがよく真似してたけど、ジャックナイフなんて技名は一度も聞いたことない。(笑)

10.31.2014

WORLD SUPER JUNIOR TENNIS 2014

久々に観に行ってきました!


何年大会だったか、学生のころはじめて観に行って、その時に「本物のテニス」あるいは「一番プロに近いテニス」を最初に目の当たりにして、当時相当衝撃を受けたんですが、あのころに比べると、今は明らかにさらにパワーやスピードが段違いに上がっている印象です。いまやトッププロは、パワー全盛期と言われて久しいですが、18歳以下ジュニアの年代でもやはりそれは顕著です。
(ちなみに最初のとき一番印象に残ったフランスのディ・パスカル選手は、プロ転向後は伸びず、若くして引退したそうです。シドニー五輪でフェデラーに勝って銅。)



向こうに見えるのが、結果今年優勝した第4シード FRITZ TAYLOR選手(USA)。準々決勝後、うちの二人と快く写真をとらせてくれました。センターコート以外ならすぐそばで見れるし、試合後などに声をかけるのも結構簡単です。(もちろん選手の気が立っていないのをよく見計らって。)
5、6年したらトップに出てきてくれるかな。錦織やツォンガもこの大会を通ってますからね。

土日はラウンドも進んで、かなりの人壁で見づらいので、平日休暇を取ってでも、早いラウンドを見に行くのが絶対お勧めです。空きコートで選手同士や、コーチとプラクティスしてるのを見るのも勉強になります。




語弊があるかもしれませんが、テニスは、ボクシングと囲碁をあわせたような競技だといえると、私は常々感じています。上級に進むほど、パンチやステップなどテクニックは当たり前にこなし、それらフィジカルを伸ばしつつ、あるレベルから先は、メンタル、組み立て、駆け引きといった、囲碁のような神経戦的要素がより重要になってきます。ジュニア世代とはいえ、ここに来るような選手はみなそれら能力を総動員して戦っています。球が強烈だからといって、馬鹿みたいにラケットを振り回してるだけでは、上手な小学生にも、老獪なシニアにも勝てないのがテニスです。(どれだけその見た目がカッコよくても。)

そういう部分を考えながら、1試合全部張り付いて、じっくり観るのももちろん勉強になるのですが、やはり時間を食われるということもあるし、それより何より、メンタル、神経云々のトーナメントレベルの心配をする前に、私のような万年初中級クラスは、一つ一つのパンチ、つまりショットをしっかりと身につけることのほうが先なので、たくさんの選手の打ち方を見て、コツを探るほうが重要だと思っています。
彼らと同じほどの強烈な球が打てるかどうかは当然別の話として、いったいどう体をつかえば、少しでもしなやかで鋭いボールを安定して打てるのか、それを間近で観察することが一番の目的です。



そういう意味では、女子選手のラリー練習などは、近くで見てると参考になります。男女ともみんなアスリートなので、たしかに上背もあって威圧感はあるのですが、それでも近くで見るとやはり高校生です。体力や筋力やバネの要素は当然大きいですが、それ以外でも、準備の速さや体重移動、打点、脱力といった重要な要素があるはずです。
細身の女子選手であってもあれだけのパフォーマンスを発揮できるのは、 無茶なことを無理にやってるからではなく、モーションを極限まで効率化して、ラケットの性能を最大限引き出しているからであって、小さい頃から練習し続けているからこそですが、それはある程度までは必ずまねできると確信しています。





日本人ペアはダブルス準優勝。(インターハイ王者だったのかな?)この年代では遜色なく戦えるので、ぜひ錦織に続いて欲しいです。

WORLD SUPER JUNIOR TENNIS 2014

このこもシングルス・ダブルス連戦で勝ち進んでましたが、緩急の使い分けが本当にうまかったです。


最後に一つだけ残念なのが、予想はしてたことですが、「シングルバックハンドがほとんど見あたらない」ってことなんですよね。。まあずっとまえからトップはほとんどダブルハンドだし、それは言うまでもなくそれが有利だからに他ならないのでしょうね。

ちょっと別の話ですが、、エーちゃんは、引退後の浅野さんに技術面でコーチについてもらうフラグが立っていますが、僕の予想では、ここでシングルハンドへの転向が行われるんじゃないかと期待しています。



「君の特性をいかすなら、両手よりは片手にするべきだ」とか言って。もしかしたらこの対タクマ戦の中で、タクマのシングルハンドに何かのきっかけを見つけるとか。。。(笑)
パワーを取り入れて進化をはかろうとするナバエくんと、浅野さんが目指したテクニックの極みを継ぐエーちゃんは、対照的ですね。

ジュニア時代両手打ちだったサンプラスが、片手に転向して一気に才能が開花したという話がありますが、とにかくシングルハンドの活躍を願います。

ちなみにディミトロフは、王者のシングルハンドの系譜で最高にかっこいいですが、ちょっと薄めの握りに見えて、私としてはやはり、クエルテンのマジカル・バックハンド(カフェルニコフ談)を理想として練習しています。

WORLD SUPER JUNIOR TENNIS 2014 その他の動画。(全景はほとんど撮れてません。)

10.17.2014

壁打物語

完全にスイッチが入りました。
テニス用のシューズを変えました。(自分用の買い物は久しぶりだー。)
これまでバスケット用のハイカットから探すことが多かったんですが、ちょっと今回は予算の都合で安めのを探してたら、これが見つかりました。ランニング用らしいですが、感動的に軽い。止まりもよくて十分テニスで使えると思います。(当分の間壁打ち専門ですが。)白もあるので、試合出る人はおすすめです。
なんでテニス専用シューズにしないのという突っ込みはあると思いますが、、その辺は趣味です。

【ナイキ】NIKE フリー TR 7.0 V3 599086-010/100【RCP】
  
ともないこれまで使ってた右のやつは、まだはけるんで会社においておくことにしました。(写真は買ったときの。)

なんで会社かというと、お昼休憩中に、さっさとお弁当を食べて、ちょっと歩いた先の公園で壁打ちの練習をしてるからです。だからラケットも1本おいてます。
朝も早起きして、家の近くの公園で1時間壁打ちの練習をしてから出勤します。
ちなみに壁打ちといっても、そういう専用施設などではもちろんなく、適当なスペースをみつけて高さにしるしを入れてるだけなので、順番待ちなどもなくひたすら一人でやってます。(当然ですが、周囲や仕事には迷惑をかけることは一切しません。)
毎朝ウォーキングで通りがかるおじさんに、「やわらかいなフォームやねー大会出んの?」とか声をかけられます。

などというと、さもものすごい上級者の自慢のように聞こえると思いますが、はっきり言って私は超下等クラスです。やってもやってもへたくそさに納得がいかないから続けてるだけです。(多分わかる人もいると思いますが、「あーテニス楽しいー」とか今まで思ったこともないです。そんな風に思えるぐらいのレベルまで行けたらどんなにいいか。。)

「壁相手に跳ね返ってくるボール打ってて上達するのか」という議論もありますが、いろんな制約で今のところこれしか出来ないんで、いろいろ工夫してやってます。それなりには打てても、ミニ三脚のデジカメで録画してフォームをチェックすると、イメージ(空想?)とあまりにちがうので、ショックを受けつつ矯正に苦労してます。。。全く出来ないものを習得するわけではなく、変に出来てしまってるのを直すのも、結構大変です。
直すべきところとしては、フォアもバックも肩が入っていない、腰の回転が使えていない、スタンスが小さい、テイクバックも小さすぎるし、脱力出来てないという点で、要するに「手打ち」なわけです。

肩を入れる、というのは、このモンフィスさんやグラフ師匠やディミトロフ先生みたいなやつです。美しい。。脱力とは、つまり腕力で叩きつけるんじゃなくて、ラケットの質量と体のひねりによる遠心力を利用した、ムチのようなラケットワークで、これは伝説のリオス神みたいなやつです。

  




ちなみに、「手打ち」が何かをガンプラで説明すると、合わせ目が残っているとか、アンテナがシャープじゃないとか、そんな高等な話では全くなく、たとえて言うなら、旧HGウィングゼロを、ガンダムマーカーで真っ赤に塗って、「シャア専用ウィウングゼロです!」とかいって、モデラーズギャラリーに10個くらい横向き画像で連投してくれるようなものです。これがどれほどの破壊力をかもし出すかは、モデラー諸兄は想像に難くないとおもいます。
テニスにおける「手打ち」とは、それほど残念な状況なので、なんとしても矯正しなくてはならないのです。

とはいえ何とか勘も戻りつつあるので、もうしばらく一人練習して、久々に母校の大学のテニス部でも子供つれて覗いてみようかな。
来週は楽しみにしてた、ワールドスーパージュニアテニスを久しぶりに観ににいってきます。
http://www.kansaita.jp/26super-junior.html
(しょぼいサイトですが、見に行って損はしません。とくに高校大学で部活がんばってる皆さんはぜひ。大阪です。)

9.27.2014

SDクスィー ガンダム(47%)




あまり進んでいませんが、肩アーマーをアタッチしたことで、やっとクスィー ガンダムの貫禄が出てきました。スイング式はやめて、ボールジョイント付けにしました。こういう記号に相当する部分にアイデアを加えるのは、大きく表情がかわって個性の表しどころなんで、面白いですね。(そして、かるく満足したところで放置に行くんですが。)
それはそうとして、今後の作業として難しいところは、もう残ってないと思いますが、一つだけ、この肩の内側の意匠をどうするか未定です。たぶんミノ粒子発生装置があって、それで浮き上がるのかと思うので、バーニアはNGなのかなと思っています。ロボット魂はどんな風なディテール入れてるんだろう。
ちょっとのぞき見えるようなところをクレバーに作りこむ人の作品はいつも感心させられます。私の以前つくったV2なんかは、結局Vランドセルの中のディテがが思いつかず、旧HGそのままで終わらせたんですが、やっぱり後悔が残ります。


Tebryuji Temple

紅葉には早かったですが京都嵐山に行ってきました。写真はユネスコ世界遺産 天龍寺。
足利尊氏が後醍醐天皇を弔うために建立した菩提寺ですね。前にもちらっと書いてそのままですが、91年大河ドラマ「太平記」は必見です。太平記を知らずして日本史は語れません。源平、戦国、幕末はいろいろな角度からドラマ化されてそれはそれでいいのですが、ぜひ太平記、南北朝も、もう一度と言わず映像化してもらいたい。(ちなみに、応仁の乱前後を描いた94年 花の乱 も面白いです。視聴率は最悪だったらしいですが。)




トロッコ列車。桜か紅葉まっさかりの時期にまた行きたい。お客さんを喜ばせようという雰囲気に好感が持てました。


Tennis Lesson

子供とテニスして遊んでいると、公園なんでたくさん他の子供も通りがかるんですが、2年生3年生くらいのちょっと上の子らが、「おれもやらせて」と寄ってきます。サッカーボールや野球のグローブならみんな持ってるんでしょうが、ラケットが珍しいのか、うちのちびっ子は、簡単に取上げられて、なかなか返してもらえません。仕方ないんで、私のを何本か持って行って、寄ってきたらそれを貸してあげて、「みんなで練習しようかー」とやるんですが、子供なんで、ラケットはガンガンぶつけるは、ボールは茂みに飛ばして無くすはで、、よそのお子さんなんで「修正してやる!」わけにも行きません。気に入ってるラケットなんですが、もうとっくの過去モデルで、同じのは新品では買えないんで、大事にしたいんですが。。

まあ楽しそうにやってるのを見ると子供はみんなかわいいものです。 未来があるのはいいなあ。テニスに関して言えば、5才6才くらい早い時期からはじめた方が、圧倒的に有利です。無理にやらせるのはもちろんよくないんで、1,2年間くらいはうまく遊びながら興味を引き出して、その後はどこかスクールに入れてあげたいと考えています。たぶん5、6年生ぐらいになるころには、十分私と打ち合えるくらいになると、期待しています。

9.12.2014

SDクスィー ガンダム(43%)



前回の課題箇所を処理しました。アンテナは案外このままいくかもです。
スタイルとしてはほぼ確定かとおもいます。肩はいろいろ試してみて、こんな感じで行こうとおもうんですが、背中側がパーツ干渉もあって、取り付けに悩んでいるところです。



ああまさかこんな日がやってくるとは。。
正直言って、私の中でのテニスのトッププロと言うのは、外国の超人たちの異次元の世界の話であって、日本人が踏み込める領域ではないものと思い込んでいました。もちろん伊達の実績はあっても、それでも男子では無理だろうと。決してこれは自虐でも反日でもなくて、たぶんそれなりにテニスをやってきた人なら、多かれ少なかれそう思ってたと思うんですが。。

いや、これこそが「百錬自虐の極み」だったのだと、いま猛烈に反省しています。

有明の楽天オープンに久々に行きたいけど無理なので、ことしはこちらも久々の大阪のスーパージュニアテニスに、子供をつれて見に行こうと思います。
とりあえず、これまでは子供にはわたしのラケットを貸してあげて遊んでたんですが、ちゃんとしたキッズラケットを買ってあげました。

テニスの何がおもろいか分からんと言う人は、機会があれば「ベイビーステップ」というテニス漫画をおすすめします。(正直に言うと、家計の事情で数年前にやめたテニスをまた始めるきっかけになりました。)
がんばれ圭!




8.28.2014

SDクスィー ガンダム(30%)

くっそ。。「SD ガンダムMK-2 作りたい病」がまた襲ってきた。。長年の格闘なんで、イメージだけはそうとうかっこいいやつができてるんですが、とにかくまず今あるやつを完治(完成)させないと。類似症状に、「ソードインパルス病」とか「ダークハウンド病」や、さらには「ワンピース 偉大なる船(グランドシップ)コレクション病とくに海軍のやつ」もあります。




今回このクスイガンダムは、いつもと違ってキット素体をベースにして、工作を進めています。このやり方は、かなり初期にSDパーフェクトガンダムを作って以来だったかとおもいます。 以前は無理があったんですが、SDでも近年ウィングアーリー型が出たころから、かなり製品の出来がよくなってるので、HGを使わなくても表現力はなんとか増やせそうです。実地の作業(やること、やりかた)じたいはほぼ同じです。私はパテよりもプラ版で何とかしたい方です。




ああ肩はHGでした。こういう隠れるところ、記号にならないところは何でもいいことにしています。
身長が高いかもしれませんが終盤で判断して調整します。この画像が最新ではないんですが、ここから明らかに追加工作が必要な箇所としては、前腕が短い(それにあわせて上腕を短く)/黄色いところ、前胸の出っ張りが大きすぎる/アンテナの大きさ、角度/足首の甲をもっとスリムに、といったところでしょうか。この前腕にはディテールの切れ目がないから切断したくないんですが、在庫に適当なやつもなく、やるしかなさそうです。



うしろまわりが貧弱なんで、プラ版で迫力増しが必要です。肩の三角巾が最大の記号なんで、ここの処置でかなり印象が変わってくると思いますが、まだ決めかねています。




借り物画像。ロボット魂かな。うーんこのムササビ機構はいらないなあ。。


ボークス三宮でまたビルドファイターズ記念コンテストがあるのを知ったんですが、残念ながら間に合いそうにないです。というか、あのドレッドノートですが、もうちょっとかっこよく立たせたいなあ。。あれではちょっとはずかしくて。。

8.10.2014

ミニ四駆 セイントドラゴン完成。

セイントドラゴン完成してました。
古いモデルは、シャコタンするだけで印象がかなり変わるんで、やりがいがあります。ちなみにこれは、最近再販されたやつでなくて、数年前にまんだらげで見つけた中古の赤セイントドラゴンです。

MINI 4WD SAINT DRAGON Jr.


解説、というほどのものはありませんが、



リアの止めるところを、ガンプラ工作でいう切り詰めをして、裏からプラ版で補強しています。竜の角(ツノ)?とのころはパテで盛り上げてボリュームを出しました。それと別の写真では見えるかもしれませんが、ボディのわき腹の部分は、下まで包み込むように?プラ版で延長工作しています。製作中のリバティエンペラーでもやってるんですが、もともとの発想はF-35戦闘機からのイメージです。といっても何のことか伝わらないと思いますが。
グラデーション塗装は初の試みですが、相変わらず塗装は大嫌いです。



次はエアロ・ソリチュード。フロントモーターは初めて作ります。実戦レースにはこっちのほうが向いてるように思えますが、速さに差はあるのかな。
こいつもシャコタン処理を施しています。タイヤホイールを市販品に変えてみたけど、ぜんぜん似合わない。昔あった、ワイドタイヤとかローハイトワイドタイヤはもう売ってないのかな。F1みたいでかっこいかったのに。今は、スポンジタイヤ自体、流行らないみたいだからなあ。

Pinterestで見つけた画像。
どこのどちらさまか存じ上げませんが、次元が違いすぎる。。


7.29.2014

SDクスィー ガンダム(レヴュー)

最近はSDガンダムよりもミニ四駆で立ち寄ってくださるかたのほうが、ブログも写真も多いようです。まあ完成しないしな。
あんまり見かけることが少ないような気がするSDクスィー ガンダムを入手しました。ビルドファイターズでも大気圏内飛行してましたね。

ボリュームもあってちょっと高めなんですが、500円で売ってました。人気ないのかな。最新キットだけにかっこいいです。成型色もいいので、ツヤ消しスプレーだけでもさまになると思います。

有視界エリアにちびっこやご近所さんが居ないことを警戒しつつ、野外撮影です。
『閃光のハサウェイ』はもちろんよく知りませんが、大気圏内がメインの話なのかな。飛びまわってるイメージがありますが、GN粒子的なやつかな。(←適当)



「父さん、母さんごめん、俺も・・・行くよ!!...」
(↑よく分からないけどありそうなセリフ)




「やっちゃいけなかったんですよ!!デフレ下での消費増税なんて!...」
 (↑あまりいいそうにないセリフ)




「まだ増税がしたいのかっ!アンタたちは!!??」
 (↑あまりいいそうにないセリフ)




「個別だとか集団だとか!子供の僕には分かるわけありませんよ!」
 (↑あまりいいそうにないセリフ)




「凍土壁の出力が負けている!?っく...人の叡智で...たかが汚染水の一つや二つ!」
 (↑よくわからない)


いつもの両面テープです。かっこいいなあ。これといっていじるところが思い浮かばない。さあどうしようかな。


7.21.2014

忘れえぬプレーヤたち

休みの日ごとのただの壁打ちですが、久しぶりにテニスに燃えています。
ためしに画像を探してみたら、結構懐かしいのが見つかりました。



なんといってもグラフが好きでした。基本女子の中継なんか見ないんですが、彼女だけは別格でしたね。回り込んでの逆クロは、ライフル・フォアハンドとか言われたんですが、むしろ私的にはあのバックハンド・スライスが、全プレーヤの中で一番好きでした。バックがずっと苦手だったんで、必死で真似してました。
写真はヘッドのラケットを使ってるんで、引退後のエキシビジョンかなんかと思いますが、"Legendary Backhand Slice"って題されてますね。ほんとにそのとおりでした。
現代テニスにはかなわないかもしれないので、最強ではないかもしれないけど、間違いなく最高の女王だったとおもいます。




いや、、一番好きだったのは、やっぱりイバニセビッチかな。このサーブも、構えだけは真似してました。クロアチア人ですが、どうもかれら東欧の人たちは、ストイコビッチしかりサビチェビッチしかり、ゲオルゲ・ハジ(バルカンのマラドーナ!)しかり、気まぐれでしばしば悪態をつくんだけど、いざオレ様ゾーンに入れば、とんでもないトランザム・パフォーマンスを発揮するという、不思議な魅力がありますね。
ウィンブルドン決勝ラフター戦のビデオとっとくべきだった。




ブラジルのクエルテン。コマみたいに体を回転させてひっぱたく打ち方は、出てきたときかなり斬新でした。私はナダルが大大大大キライなので、やっぱり彼がクレーのキングだと信じています。




スペインのカルロス・モヤ。クエルテンの後の全仏チャンピョンかな。このフォアもまねしたなあ。このラケットは当時買いました。それまでバボラってガットメーカーとして知られていて、ラケットを作ってるってほとんど知られてなかったんです。私も売ってるのを偶然見つけたんですが、周りでは誰も持ってなくて、結構目立ちました。
それにしても、全盛期のモヤがジュニア時代のナダルに負けたって聞いたときは驚いた。




フランスのグロージャン。グランドスラムはベスト4止まりだったけど、プラティニ時代のサッカーを思わせる、勝負に勝ちきれないけど会場を魅了するフランス人らしいプレーヤでした。体格に恵まれるわけでなく、実際パワー負けすることもあったと思うけど、瞬発力やテクニックにはすばらしいものがありました。こういうタイプの日本人プレーヤが出てくればいいのにな。




史上最強とその次の人とのツー・ショット。どっちがどっちかはともかく、ほとんどの人は異論ないでしょう。それくらい強かった。二人とも、必ずしも最速ではないけど、あまりに簡単にサービスエースを取るんですよね。




ヒューイットもかっこいかった。まだ現役だ。一撃力にかけるから、今のトップグループに戻ってくることはさすがに難しいと思うけど、でもあのスタイルで一時期頂点にいたわけだからすごいですよね。グロージャンと同じく、日本人が目指したいプレーヤだと思います。




ヒンギス。うまかったなあ。憎たらしいくらい。ネットもうまかった。天才ということばがやっぱり似合います。全仏決勝で、グラフ相手に泣きそうになりながらアンダーサーブを打ったりしてましたね。


Nike tennis print ad

(髪ありし頃の画像と差し替えました。といってもこのころは私はまだテニスのことなど何も知りませんでした。)バズーカといわれたアガシのバックハンド。いまやサッカーでもゴルフでもプロスポーツはナイキだらけだけど、たぶん(バスケのジョーダンは別として)はじめにナイキの広告塔になったのってアガシじゃないのかな。まあそれはよくわからないけど、とにかくナイキが似合うプレーヤでした。
それにしても、サンプラスアガシ以降、アメリカテニスが元気ないのがさびしいですね。やはりアメリカが強いと全体が華やぐような気がします。




サフィンいつ引退してたんだ。あのサンプラスをこてんぱに叩きのめした全米は何年前だろう。このひとももっとタイトルは取れたと思うんだけど。そういえばここに画像貼れなかったんだけど、ロディックも引退してたとは。。リーボックが好きでした。




これから円熟の輝きを放つのか。がんばれフェデラー。くっそかっこわるいナダルやふつうに強いだけのジョコビッチなんかに負けるな。

7.11.2014

ビギナ ・ ゼラ進捗と、ミニ四駆ジャパンカップ、書評「悪者見参―ユーゴスラビアサッカー戦記」ほか。

絶賛会社再建中です!
えらい目にあいましたが、(まだ予断を許さないんですが、、)、その割りにわりかし好きなことやってます。



5年越し?のビギナ・ゼラは頭部が形になりました。
どういうわけか知らないんですが、ロナ・ファミリーのMSが好きです。ギリのビギナⅡとかどなたかがスクラッチしてたビギナ・ロナとか。ビギナ・ギナはSD化してF91と並べたいですね。




前回大会に続いて、パブリックビュー観戦。(ノエビアスタジアム神戸)
コートジボワールすごーと思ってたら、あちらもあっさり予選落ちですから厳しい世界だ。そうたやすくは勝ちすすめない。
代表をみんなたくさんで応援すると言うのは、なかなか普段は味わえない雰囲気です。当前パブリックビューでも国歌斉唱ではみんな起立ですが、ちなみにわたしはあの大阪出身ですので、中学校までは日の丸君が代なんて一切教わったことはありません(今ではそんなことなければいいんだけど)。子供にはそんな不幸な教育は与えたくないと思ってましたが、こっちの幼稚園の入園式ではちゃんとしててちょっと感激しました。
その子供は、試合が終わって帰るときになって、「いつさっかーぼーるはじまるん?」と。。目の前のピッチは空っぽで、向こうの方にあるモニターを見るだけですからね。何しにこれだけ集まってきてるか、よくわかっていなかったようです。




私としてはウィンブルドンですよ。(写真は借り物。うちの子ではありません。)
近所に壁打ちできるスペースを見つけて、ひさびさにテニスを始めました。錦織がランキング上げてきてからの試合は初めて見たんですが、本当にもう以前とは完全に別人ですね。そしてなんといってもファイナルがすばらしかった。フェデラーのあのシングルハンドですよ。いっときは強すぎて退屈でしたが、やっぱり下世代に追い越され始めると応援したくなります。NHKは全米も中継してくれないかな。




ミニ四駆ジャパンカップ大阪大会に行ってきました。
かなりの賑わいで、よく見えないくらいです。それにマシンも早い!全然目が追いつかない。乾電池2つであんなに速く走るもんなんですねー。それにしても、あれだけ人が集まるんだから、大人からは少しでも入場料とって、来場者がもっと参加できるように練習コースというか、飛び入りコースみたいなのをもっと充実させればいいのに。あのいつも地べたで寝てる人たちは、出番待ってるのかな。もっと子供たちがメインになるようなイベントに持っていけば、 雰囲気もずっとよくなるのに。




さて前回書評は酷評でしたが、どうもネガティブなものほど書き残しておきたくなるのは人間がひねくれているからです。 気を取り直して今年読んだものの中で一冊えらぶなら、これになります。ストイコビッチといえばどこの国の人でしょうか?ユーゴスラビアで記憶してるひとが多いと思いますが、今はセルビアですね。(ああそういえばフェデラーに勝ったジョコビッチもそうだ。)

ユーゴ紛争やコソボ紛争で、「民族浄化」にたいする正義の鉄槌として、NATOから徹底的にやられたセルビアなんですが、(セルビアの行いに当然問題がなかったわけではないが、)日本を含む世界で報道されたように、決してNATOが正義でセルビアが悪と単純化できるようなものなどではない。ピクシーのプレーに魅せられたサッカー記者が、ユーゴの民族問題について知り、バルカンを飛び回って徹底的に現地取材して伝えます。
著者は国際政治学者でも大学教授でもないんですが、もはやこの方面では第一人者と言っても良いのではないでしょうか。(ちょっとセルビアへの思いが偏っているようだけど。) 私はこれより後に書かれた「終わらぬ「民族浄化」 セルビア・モンテネグロ」のほうを先に読んで筆者を知ったんですが、こちらもかなりおすすめです。
いまもシリア、イラク、パレスチナ、ウクライナなど、あっちこっちで砲火が続いていますが、こういう紛争問題に興味がある人にはおすすめです。



もういっちょミニ四駆から、エアロ・ソリチュードです。あのハコ絵と全然違うじゃないか!といつものことで、こつこつ手を加えています。


こうやって日記にしてみると、会社ぶっつぶれかかってるとは思えないな。。

6.29.2014

【書評】​ 1Q84 (村上 春樹 著、2009年)



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もともと小説や文学と言うジ​​ャンルは苦手な方で、読む割合としてはずっと社会系のほうが多いのだけど、「文学とかそういうのもバランスよく読んどかないとまずいんだろうなー」と、漠然とした危機意識のようなものをいつも感じています。
かといってどれから手にとればいいかもいまいち分からないんで、日本史なら抵抗もないので、司馬遼太郎など歴史ものはよく読むようになりました。

右でも左でも、とにかく読書家と呼ばれる人は常に尊敬するのですが、最近図書館で借りた 「聖書を語る」の中で、佐藤優 氏がキリスト教的アプローチから、わりかし好意的に論評されてたのを読んで、返却ついでに借りて読んでみました。村上デビューです。

なんですが、、えらい残念な内容でした。(佐藤優とか宮台真司とか、嫌いではないけど頭よすぎてわけがわからんことを言い出すところが困る。)

これが世に聞くラノベ?というやつなのか、純文学なのか、ポストモダンだか知らないですが、、約600ページが3巻ですから、3日半もかけてがんばったんですが、残念ながら、人生最悪のクソ本が更新されてしまいました。(それまでは、官僚たちの夏 (城山 三郎 著、1980)という胸糞悪いクソ小説でした。)

まずなんといっても、とにかく性的シーンが多い。文学がときに性を伴うのはありがちとはいえ、「それここで必要なの?」と言わずにはいられないくらい、とにかくやりまくります。
「おちんちん」とか「陰毛」とか「胸のかたちが」とか、もうあちこちそんな話ばっかりで、そんなの期待してたわけでもない身には不快極まりないんですが、そういのを全部「割愛」すれば、たぶん全編50ページくらいに収まるんじゃないだろうかといえるような内容です。
そしたら、まあそれなりに続きの気になるライトサスペンスで、ああ今思えば、浦沢直樹 氏の漫画「モンスター」に雰囲気が少し似てるかもしれない。もちろんあっちのほうがずっと面白いけど。​

ともかく一人の表現者として、著者は何かを世に問いたい意思があるはずですが、それは「おちんちん」抜きに語ることはできないんだろうか?著者が50代か60代だか知らないけれど、かりに私の父親がこんなものを世に発表でもしたら、世間様に対してはずかしくて、毒殺でもせずにはいられないと思います。


いちおうそれ以外の内容について

「リトル・ピープル」や「空気さなぎ」が結局何を意味するのか。それはハルキストやハルキッカーの皆さんに任せるとして、いくつか説明が不足しているものの中で、私が見逃すことができないのは、NHK父さんの存在です。
これは、(青豆の側と同じく、)天吾の幸せとはいえない生い立ちから引きずっている葛藤にキリをつけて、それまでのどちらかと言えば、流れに身を任せ自分にさえ無関心なような生き方から、はじめて積極的に生きる意義を見出して、幸せをつかむ生き方に転換するための、重要な「ジャンプ台」であるはずですが、それにしてはイマイチその描写が理解できません。

・NHKお父さんは間違いなく生物学上の天吾の父親である
・昏睡状態の間でも天吾の語りかけはちゃんと意識に届いている
普通に考えればたぶんこれは相違ないと思うんですが、、
じゃああのしつこくドアをNHKノックしてたのはどういう目的で何を意味するのか?しかも、天吾がそれをもう止めてくれ、しなくていいと訴えた後にも、まだ続いたのもおかしい。それだと、天吾の語りかけは、何にも届いていなかったの?いやそもそもあれお父さんじゃなかったの?と言う話になってしまう。
遺言で死出の衣装にNHKの制服を着せると言う描写、これも何を読み取ればよいのか分からない。まさか、最期までそこ(職務)から離れられなかった人間としての器量の小ささへの軽蔑?ということはないと思うんだけど、かといって父親のまじめさへの尊敬の描写としては、あまりにおかしすぎる。

アマゾンのレビューもちら見したけど、すでに言われているとおり、この物語で一番不自然なのは、青豆が自らの罪に対してほとんど真剣に向き合っていないことだろう。徐々に追い詰められ迫る「危機」と、それを乗り越えて天吾と再開を果たし1Q84を抜け出すまでの強い「意志」は見事に描かれているが、明らかにそこに、人殺しの罪意識の描写が抜けている。天吾とおなかの子供のことを思えば思うほど、この過去が重大な意味を持つはずなのに、その葛藤が全く描写されていない。(婦警友達が殺されたのは、きっとさきがけの報復で、私の身代わりで犠牲になったんだ、とかいう解釈さえされていなかったはず。)

1Q84を抜け出た後、最期に「おそらくこの世界はこの世界なりの脅威があり、危険が潜んでいるのだろう」とは書かれているけど、普通に考えればもうそこは、さきがけもふかえりもいない、平穏な幸せが待っているのだろう。でも本当にそれで終わらせていいのか?​(まさか笑うセールスマン的シュールエンドが待ってるとは思えないし。)

たぶん、​青豆が1984に戻った先の話しより、青豆がいなくなったあとの1Q84がどのようなものかを考えたほうが、意味があるのかもしれない。
たとえば、終盤にかけて圧倒的な存在感を示したタマル(筋金入りのゲイ)が、さらなる闇の力であっさり葬られて、マダムが身の危険におびえるとか。そういう描写があれば、多少は因果というものを考えるだろう。
さきがけは、おそらく後継者問題で崩壊していくのだろうけど、そういえば筆者は、あきらかにオウムを素材にしているはずなのに、不思議なほどリーダーを無垢であるかのように描いているんだけど、これも腑に落ちない。筆者はカルトをどのように捉えているんだろう?
またそのリーダーとふかえりを結ぶはずのエビスノ先生も、なんとも役が不足でおわってしまい、これも残念。
牛河は、主人公以外で唯一、月の異常に気付いた重要な役を負ったわけだけど、これは結局天吾と青豆を結びつけるために、便宜上そうさせただけなんだろうか?元の世界に戻れた人間と、それができずに終わった人間をわけたもの、そんなのは考える意味は無いのかな。

いやそもそも、青豆天吾が、なんでそんなに惹き合ってるのか?子供の頃手をつなぎあった思い出が鮮明だからってだけでは、この物語を支えるには明らかに弱すぎる。たとえば、10才の時のその出会い自体が、じつはリトルピープル?の仕業だったとか、、それならそれなりにシュールにつながるとおもうんだけど。


青豆と天吾の、はじめ関連が見えなかった両者が、場面を入替ながら空間的・時間的にどんどん関係を近くして、終盤で牛河が加わってそれらを一気に一点に収束させていく描写は、読み手をとてもうまく惹きつけます。ただ、各人の推理や勘に飛躍がいくつもあって、その強引さが若干残念にしていると思われます。

色んなものが中途半端でおかれていて、それを圧倒するような明確なメッセージがあるかといえば微妙で、あくあでミステリー、サスペンスの範疇で、とてもノーベル文学というものではないという感想です。


### 20140630 追記 ###
web上で見つかる書評を何気に見ていて、いくつか思うところがあったので以下追記します。

「ノーベル文学」(の候補)って言うくらいだから、何か崇高なイメージを勝手に持ってたのですが、、どうもこの「謎解き」自体が、村上作品の醍醐味で広く支持されている理由なんだと、今知りました。そうか、それならもっと違った読み方があったと思うし、書評にする前に読み直しもしたと思うのに。映画ならまだしもミステリー小説なんて手にとったことないよ。。村上作品をずっと本格的に考察されてる方のサイトを見てると、自分の読みの浅さを反省させられます。

もちろん筆者が正解を認定してるわけではないので、あくまでそのかたの解釈なんでしょうが、私の上の理解といくつか対比しておくと、

>青豆がいなくなったあとの1Q84がどのようなものかを考えたほうが、意味があるのかもしれない。

どうせならこんな風に考えたら面白いのでは、と言うくらいのつもりだったんですが、確かに本文中に、「この世界は一つ、パラレルではない」とはっきり言われてますので、私の上の考察は意味がなさそうです。でもそれだったら本当に投げっぱなしになるな。

>そのリーダーとふかえりを結ぶはずのエビスノ先生も、なんとも役が不足でおわってしまい、これも残念。

エビスノ先生がさきがけの出資者で、いわば全体の脚本家のような考察をされてましたが、たしかにそれくらいの役がふさわしいと思う。うーん、ただもう少しそれを示唆する描写が必要に思うんですが。でもこうやってちゃんと読み解いてるかたもいるので、自分の読解が足りないだけか。。

>・NHKお父さんは間違いなく生物学上の天吾の父親である

たしかにお父さんは、「空白から生まれた」と言ってるんですが。。これに限らず、どこまで劇中のせりふをそのまま事実とするかは難しいですね。それだとファンタジーになってしまうし。


全体としては、やっぱり受け付けにくいところがあるんですが、とはいえ今回は惨敗なので、別の作品に当たってみたい思いが無いでもない。